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講師ブログ

~4月の作曲家~ セルゲイ・プロコフィエフ

2025年4月10日(木曜日)

4月の作曲家は

セルゲイ・プロコフィエフ

(1891/04/27生)

 

プロコフィエフは

近代ロシアの作曲家として

紹介されることが多いですが、

生まれた場所は

現在のウクライナ東部にあたります

 

古典的な形式を残しつつも

近代的な不協和音が多いことが特徴で🎹、

ピアノ、ヴァイオリンともに

多くの名曲を遺してくれています🎻

 

裕福な農学者の父と、

アマチュアながら

音楽教育を受けた母との間に育った

プロコフィエフ👶

 

小さなころに母が家で弾いていた

ベートーヴェンのピアノ作品は、

のちの作曲の礎となる

「古典」

への影響を与えたと

自伝で語ってます📜

 

5歳には

初めての作品を作り、

母の手によって

楽譜に起こされました🎼

 

音楽的素養を見出された

プロコフィエフは、

11歳には

当時のモスクワ音楽院教授グリエールを

家庭教師にとって、

基本的な和声や楽器論、

ピアノを学び📚、

 

13歳から

サンクトペテルブルク音楽院で

本格的に作曲を学びます🎓

 

両親は、

幼くからプロコフィエフに

音楽の道へ進ませることに

不安があったようですが、

音楽院の先生たちに勧められ、

ほかの学生より

遥かに小さい音大生となりました🎒

 

その後、

自作曲の演奏で名声を高めていき、

半音階や不協和音を多用した作風で

「反逆者」

とも呼ばれます😎

 

プロコフィエフは成人後、

ソビエト、アメリカ、

パリ、ベルリン、

そして再びソビエトと、

文字通り世界を転々としながら

数々の協奏曲や交響曲などを

遺します🌍✈️

 

このダイナミックな転居のために

資料が世界中に散らばり、

大作曲家なのに

あまり研究が進んでいないという

事情もあるそうです🤔

 

晩年は

政治的事情で一部の作品が

「不道徳」と認定され

ソビエトで演奏されなくなったり、

 

検閲に配慮して

楽器編成を減らしたり

調をハッキリさせたりと、

苦しい時代に翻弄された形跡が

みてとれます😢

 

人物としては

大変几帳面だったようで、

約束の時間より

5分早く来宅したお客さんへ

無言で時計を見せて

ドアを閉めたという

逸話が残っています😅⏰

 

そんなプロコフィエフが遺した

9曲から成るピアノソナタや

2つのヴァイオリンソナタは

いずれも大作で、

いつか挑戦したいと

憧れている方も

多いのではないでしょうか?💪✨

 

とはいえ

難曲に取り掛かるのには

時間がかかるもの⏳

 

「束の間の幻影 op.22」は、

お子さんやご趣味でも取り組みやすい、

短い作品の曲集で、

それでいて

プロコフィエフ独特の響きに

親しむことができます🎵

 

私のおすすめは

簡素ながら新しい和声の際立つ1番と、

「アルパ(=ハープ)」の副題がついた

美しい7番です🎹💖

 

きっと弾いてみたくなってくるので、

ぜひ一度聴いてみてください!👂🎧

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